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コリア・デル・リオ

スペイン9日目、

今日はコリア・デル・リオという

セビージャ近郊の街へお出掛けしました。


400年前の1613年、伊達政宗の命を受け、

支倉常長が率いる慶長遣欧使節がヨーロッパに向けて出航。

翌年にスペインに到着。

約30人の使節団はスペイン各地を訪問して、

マドリッドで国王に出迎えられる。

その後陸路でローマへ、、、。

法王パウロ5世に拝謁。

でも、渡航中に日本でキリシタン禁止令が発令。

帰国後の宗教的迫害を恐れた一部の人達が

スペインに残り、一行のうちの8人が

セビージャ近郊のコリア・デル・リオに

定住したと云われている。

日本人の名前は発音が難しく、

全員が名字をハポンと変えて帰化する。

現在、ハポン姓の人は600人だそう、。

以上のような街ですが、

支倉常長の銅像を観に行きました。


何年か前にイタリアの港街

チビタベッキアに行った時に、

街外れの小さな公園で支倉常長の銅像を見つけて

こんな所に、、、。

と感慨深いものがあったことを思い出し

今回は行くことにしました。


セビージャからバスで50分位。

街の周りは広大な畑、、、。

当時の8人は歩いてこの地に来たのか、。

異国の地でどんなにか苦労しただろう、。

とか、そんなことを考えながら

街を歩いて来ました。


日の丸の国旗が立ってる市庁舎から

支倉常長の銅像のある公園迄歩いていると、

道に迷ったらしく、。

道を尋ねた男性がアントニオ。

10分以上の道のりを一緒に歩いて案内してくれました。

最初は疑いつつも少し離れ気味に付いて歩いていましたが、、。

本当に良い人でした。

アントニオ、有り難うございました。

そして、疑ってごめんなさい。

一緒に飲んワインは美味しかったです。


そのバルでおじいちゃんに声を掛けられました。

日本人か?と聞かれて日本人と答えると、

おじいちゃんはスズキという名前だと言うので

驚きです。

思わず握手。

いやいや、子孫の方に会えるとは、、、。

確かに店に入った時に日本人ぽい顔つきの人がいると思っていたので、、。

とても嬉しいことでした。

その後無事にセビージャのホテルに戻り、

今日の一日に感謝。

大冒険の一日でした。




1枚目コリア・デル・リオの市庁舎

2枚目支倉常長像

3枚目陽気なアントニオ

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